「cause」という英単語が、
「原因」という意味の名詞
だというのは中学生でも知っていること。
それじゃあ、causeには他にも、
- 理由
- 主義
といった意味があることを知っていますか?
それにcauseは、動詞としても使えるんです。
動詞としてのcauseには、
~を引き起こすという意味や、
(苦痛などを)もたらすという意味、
(人やものに)~をさせるという意味があるんです。
causeという単語を知らないひとはあまりいないけど、しっかりと使えているひとも多くないんです。
これから詳しく紹介していくので、
causeの意味と使い方をマスターしてください!
目次
causeの意味と使い方
1. 名詞としてのcause
原因
causeという単語を見て最初に思い浮かべるのはこの意味でしょう。
多くの場合、(悪いことの)原因を意味します。
例文をいくつか見てください。
Cancer is the number one cause of death.
がんは死亡原因の第一位である。
What was the cause of the fire?
火事の原因は何ですか?
The cause of my anxiety lies in my brother’s strange behavior.
わたしの心配の原因は兄のおかしな行動にある。
※anxiety = 不安
ちなみに、cause and effectは「原因と結果」という意味です。
よく使われる表現なので、覚えておきましょう。
理由
causeは理由という意味でも使われます。
She had good cause to stay away from Donald.
彼女がドナルドに近づかないのは正当な理由があった。
My father sometimes is absent from work without good cause.
父はときどき正当な理由もなしに仕事を休む。
主義、大義、正義
causeは、
ひとが支持したり大切にしたりしている考え
を指すことがあり、文脈によって
主義、大義、正義などの日本語に訳せます。
I don’t favor this cause.
この主張には賛成できません。
John died for that great cause.
ジョンはその大義のために死んだ。
I am always anxious to aid a good cause.
ぼくは常に正義に与(くみ)することを心がけている。
訴訟理由
法律用語でのcauseは、訴訟理由を意味します。
a cause of actionは「訴訟原因」で、
plead a causeというのは「訴訟の理由を申し立てる」という意味です。
2. 動詞としてのcause
~を引き起こす
さてここからは、動詞としてのcauseを見ていきましょう。
まずは、
~を引き起こす、という意味の動詞のcauseです。
例文です。
Smoking causes lung cancer.
喫煙は肺がんを引き起こす。
※lung cancer = 肺がん
はじめに見た例文( = Cancer is the number one cause of death.)でのcauseは名詞ですが、
この例文では動詞です。
Smokingが主語(S)、causesが動詞(V)、lung cancerが目的語(O)ですね。
~をもたらす
動詞のcauseは目的語を2つ持って、
(苦痛など)をもたらす
という意味になります。
My neighbor causes me a lot of trouble.
隣人はわたしにたくさんの迷惑をかける。
この例文は、
My neighbor caused a lot of trouble to me.
と言いかえることが出来ます。
~をさせる
~をさせる、という意味のcauseは以下のように使われます。
The baby’s smile caused me to laugh.
その赤ちゃんのほほえみにわたしは笑った。
(直訳: その赤ちゃんのほほえみがわたしを笑わせた)
なお、causeのこの使い方は、文章で主に使われます。会話ではあまり使われません。
「cause」の意味と使い方 | まとめ
名詞と動詞に分けて、causeの意味と使い方を紹介してきました。
意外と知らなかったこともあったのではないでしょうか?
このページを何度も読み返して、causeを使いこなせるようになってください!
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