NHKビジネス英語 Lesson 3 Sizing Up the Millennials(4)で出てきた英単語・フレーズの意味と、用例をまとめました。英単語とフレーズを覚えやすくするため、関連語も記載しました。NHK実践ビジネス英語を聴いている方も聴いていない方も、ぜひ参考にしてください。
Words and Phrasesで説明された英単語・フレーズの用例
keep the economy moving: 経済を動かし続ける
keep + 目的語 ~ingで、「~させ続ける」、「続けて~させる」の意味になります。
人・物のどちらも目的語にすることができます。
人を目的語とした場合、以下のようにつかうことができます。
用例: I’m sorry to have kept you waiting so long.
訳: 長いことお待たせして申し訳ありません。
hold someone in the thrall: (人)をとりこにする、(人)を捕らえる
用例: Her wonderful reading can hold you in thrall for hours.
訳: 彼女のすばらしい朗読は人を何時間でもつかんではなさない。
thrallは、奴隷という意味の英単語です。
そこから転じて、
1. (道徳的・精神的に)隷属させられている人,とりこ
2. ( in を前に置いて 奴隷の身分[境遇],束縛
という意味で使われています。
thrallの類義語にslaveがあります。
buying habits: 購買慣習[習慣]
用例: Data mining is used to analyse individuals’ buying habits.
訳: データマイニングは、購買慣習を分析するのに適している。
buying + 名詞という形の英語表現はよく使われます。
buying behavior(購買行動)、buying power(購買力)、buying service(買付けサービス)のようなフレーズがあります。
ビジネスではとても重要な英語表現です。特にマーケティングや営業担当の方は、覚えておくことをお勧めします。
wake up and smell the coffee: 目を覚まして現実に目を向ける
(当人にとっては)不愉快な現実に向けるというニュアンスの英語フレーズです。
Oxford Sentence Dictionaryには、以下の用例がありました。
用例: When are the Republicans going to wake up and smell the coffee?
訳: いつになったら共和党員は現実に目をむけるのだろう。
get on board with: ~に同調する、~を受け入れる
on boardで「一員で」、「仲間で」を意味します。
take 人 on boardで、「人をメンバーに加える」の意味になります。
以下のように使います。
用例: They decided to take John on board after careful consideration.
訳: 彼らは熟慮の末、ジョンをメンバーに加えることを決めた。
new normal: 新たな常識[状態]、ニューノーマル
用例: Spending less on entertainment is the new normal during economic downturns.
訳: 娯楽に多額を費やさないのは、景気後退時のニューノーマルだ。
people who don’t like being marketed to: 売り込みをされるのを好まない人たち
don’t like being ~ingで、「~されるのを好まない」という意味です。
研究社英和大辞典には、以下の用例が載っていました。
用例: Actresses don’t like being reminded of how old they are.
訳: 女優は年齢を言われるのを好まない。
irony: 皮肉(な事態)
用例: When I said I had to work all weekend, she replied with a touch of irony, “How nice!”
訳: 週末ずっと働かなければならなかったと言ったら,彼女はちょっと皮肉っぽく「すてきね」と答えた.
new kid on the block: 新顔、新入り、新人
用例: Realizing I was the new kid on the block in this job, I was determined to prove myself.
訳: この仕事については、自分は新人だと気づいたので、自分の能力を見せてやろうと決意した。
※ 「新しい」を意味する英語については、『「新しい」を意味する英語表現20選』で記事にしています。併せて参考にして下さい。
unwarranted sense of entitlement: 不当な[根拠のない]権利意識
unwarrantedはwarrantedに否定の接頭辞のunがついた単語です。
warrantedはwarrantの過去分詞です。warrantは「保障する」という意味で、動詞として使うことができます。
entitlementは、「権利を与える」という意味の動詞「entitle」に、接尾辞のmentをつけて名詞化したものです。
warrantとentitleの用例を記載しておきます。
warrant
用例: The law warrants this procedure.
訳: 彼はその行動によって賞賛を受ける資格がある
entitle:
用例: His conduct entitles him to praise.
訳: 彼はその行動によって賞賛を受ける資格がある。
perspective: 大局的な[バランスのとれた]見方
用例: You should keep the situation in perspective
訳: 状況は大局的にとらえなくてはいけない。
when it comes down to it: それに関しては、そのこととなると
用例: When it comes down to it, nothing can take the place of good health.
訳: 結局のところ、何ものも健康には代えられない。
Word Watchで紹介された英語フレーズの用例
plus ça change: 変われば変わるほど元のまま
用例: Oh dear: plus ca change…
訳: ああ、やっぱり変わらないんだな。
Quote … Unquoteで紹介されたビジネス英語に関係のある金言・格言の出典
紹介されたフレーズ: History books that contain no lies are extremely dull
うそを含まない歴史書は退屈極まりない
出典:
フランスの小説家、アナトール・フランスの言葉です。
The Crime of Sylvestre Bonnard (仏語原題: Le Crime de Sylvestre Bonnard)という、彼の最初の小説に出てきます。
著作権が切れており、以下のリンクから読むことができます。
外部リンク: The Crime of Sylvestre Bonnard
翻訳者が異なるため、Quote … Unquoteで紹介されたものとは、少し英語での表現が違っています。どこにフレーズが出てくるか、探しながら読むのも面白いと思いますよ。
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